味覚の役割について調べていたら、面白いデータを発見しました!
味覚は生物が生きていくために必要なセンサー
かなりざっくり言うと、味覚には積極的に栄養素を吸収するためや、危険察知するためなどのシグナルの役割が有ります。
たとえば、甘味はエネルギー吸収を行うためや、酸味は腐敗の危険を察知するためなど、生物が生きていくために大きな役割を果たしています。
そんな中”うまみ”はと言いますと、生物に不可欠なタンパク質(アミノ酸・核酸など)を積極的に吸収するために役立っているんです。
母乳に含まれているうまみ
赤ちゃんが生まれて初めて口にする食べ物は母乳です。
そのため、母乳にはもちろん赤ちゃんが成長するために必要な栄養素がたくさん含まれているのですが、アミノ酸の成分として含まれているのが下記グラフです。
既にお気づきの方もいるかと思いますが、こちら植物系のうまみ成分の代表であるグルタミン酸がたっぷり含まれています。
母乳の味を覚えている人はいないと思いますが、お母さんの愛情がたっぷり詰まった優しい味に違いないその味にそっくりな栄養素の飲み物が有るんです。
母乳の栄養素と類似したおだし
こちらは、先ほどの母乳に含まれるアミノ酸のグラフに、”昆布だし”のアミノ酸の成分を重ねた物となります。
うまみの3大要素であるグルタミンの数値に注目頂くと、その量がほぼ類似している事がお分かり頂けるかと思います。
昆布のおだしがなんとなく優しいと感じるのは、母乳の旨味成分と似ている事が影響しているのかもしれませんね!?